保養館日記スタートにあたって
皆さん、今日は。温泉保養館おおゆの施設長を務めます小笠原充宏です。
当施設は平成16年4月に秋田県内初の複合施設としてオープンしました。ケアハウス、グループホームで約40名の方が生活されています。また、毎日約40名の皆さんがデイサービスにお出でになります。介護予防センターでは、温水プールやパワーリハビリ機器を使った健康教室に週60名を越える方が元気に汗をかいていらっしゃいます。
私たちは誰もが年を取っていきます。また、体の機能も劣れていきます。年をとることは暗い出来事かのように捉えている方が少なくありません。日本文学の中でもそのように表現されてきました。
ヘミングウェイの「老人と海」に描かれた高齢の漁師は、自然と共存しつつ魚と日々格闘する「闘う高齢者」として多くの読者の心を打ってきました。この主人公は、長年の経験で風や潮の流れなど自然を読む知恵を体得し、それを子供たちに伝える努力をしています。
施設長に就任して3ヶ月、多くの先輩方と接してきました。どうしてどうして、「老人と海」の主人公が見事な「動」であるのに対して、当施設の利用者の皆さんは、「静の中の動」。その熟成した人間性に、知恵に、只、感心させられる毎日です。四つの施設の職員が日々の出来事や感じたことを書くことで、利用者の皆さんのパワーを感じて頂ければ幸いです。
皆さん、今日は。温泉保養館おおゆの施設長を務めます小笠原充宏です。
当施設は平成16年4月に秋田県内初の複合施設としてオープンしました。ケアハウス、グループホームで約40名の方が生活されています。また、毎日約40名の皆さんがデイサービスにお出でになります。介護予防センターでは、温水プールやパワーリハビリ機器を使った健康教室に週60名を越える方が元気に汗をかいていらっしゃいます。
私たちは誰もが年を取っていきます。また、体の機能も劣れていきます。年をとることは暗い出来事かのように捉えている方が少なくありません。日本文学の中でもそのように表現されてきました。
ヘミングウェイの「老人と海」に描かれた高齢の漁師は、自然と共存しつつ魚と日々格闘する「闘う高齢者」として多くの読者の心を打ってきました。この主人公は、長年の経験で風や潮の流れなど自然を読む知恵を体得し、それを子供たちに伝える努力をしています。
施設長に就任して3ヶ月、多くの先輩方と接してきました。どうしてどうして、「老人と海」の主人公が見事な「動」であるのに対して、当施設の利用者の皆さんは、「静の中の動」。その熟成した人間性に、知恵に、只、感心させられる毎日です。四つの施設の職員が日々の出来事や感じたことを書くことで、利用者の皆さんのパワーを感じて頂ければ幸いです。
0コメント